もう9月です。
なんだか今年は夏らしい空が少なかった気がします。
毎年、ふと寂しげな気分になるこの季節です・・・。
「残暑お見舞い申し上げます。」
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さて・・・、
9月だってえのに、残暑見舞い・・・?
と、お思いの事でしょうか。
そもそも、「暑中見舞い」と「残暑見舞い」との切り替わりって
いつなのかご存知ですか?
7月中が「暑中見舞い」で、8月中が「残暑見舞い」という感じでなんとなく分けていませんでしたか?
では、今回のφ(..)メモメモ!
そうです。
これも暦で区切られています。
「小暑」~「立秋」の間が「暑中見舞い」
「立秋」~8月末の間が「残暑見舞い」です。
つまり、
「暦の上では秋になりましたが、まだまだ暑い日が続いていますねえ・・・。」というのが「残暑見舞い」なんですね。
今年は7月7日14:51分が「小暑」、8月8日00:41が「立秋」でした。
気学(暦)上では、「小暑」~7月、「立秋」~8月となります。
あれ・・・?
あれれ・・・?
『7月中が「暑中見舞い」で、8月中が「残暑見舞い」。という感じでなんとなく分けていませんでしたか?』
当たりじゃないですか!
な~んだ、知ってたんじゃないですか~!
こういった、ちょっとした事から、私たち日本人の常識や習慣の中に「気」の知識が残っている事、
つまり、ほんの少し昔までは「気学」が常識として扱われていた事を発見してしまうと・・・、
伝えたくてしかたなくなるんです。
古き良き「知恵」を・・・。
それにしても・・・、
季節がズレていますよね。
暦の季節と実際の私達の生きている季節との時間が・・・。
8月8日が「立秋」ですからね。 暦上は。
一番暑くて、それこそ夏真っ盛りの時ですよね。
ですから、暦よりもカレンダーが正しいと感じてしまいます。
それこそが現代の感覚でしょうか・・・?
でも、それは逆なのです。
頭をやわらかくして下さいね!
では、行きます!
旧暦・新暦というのを耳にした事があるハズです。
正式にはその呼び名は無いのですが、
太陰太陽暦(天保壬寅暦)を一般的に「旧暦」と呼び、明治6年1月1日より日本で正式に使用されるようになった、現在私たちが使用している太陽暦(グレゴリオ暦)の事を
「新暦」と呼んでいます。
φ(..)メモメモ・・・その2
問題はこの変更の時点で、約一ヶ月のズレが生じてしまった事なのです。
つまり、8月8日が「立秋」なのは今も昔も変わらないのですが、実際の季節(気候)は、今の9月上旬だったワケです。
ついこの間の「お盆」も、
「旧盆」として8月15日を採用しているのですが、旧暦ではちゃんと7月15日がそうだったのです。
お盆の一週間前のはずの七夕なんかは、なぜか、7月7日のまま移動されずに残され、お盆とセットからはずされてしまったんですね。
だから、毎年毎年、七夕の夜空はほとんど晴れないんですね。
だって、梅雨の真っ只中ですものね・・・。
本来、天の川がきれいに見えるのが8月ですし、織姫と彦星が、夜空のほぼ真上に「夏の大三角形」として現れるのが8月です。
まだまだ、新暦の「季節感無視」は沢山あります・・・。
正月の「新春」、2月の「立春」、5月の「立夏」・・・。
あたり前ですよね。 一ヶ月ズレてるんですから・・・。
おっとっと・・・。
なんだかエキサイトしてしまいました。
ど~ど~。
ふう・・・。
つまり、暦に対して感じていた季節感のズレは、私たち現代人が勝手に感じていたズレだったのです。
私たちの季節感の方がズレていたのです。
そんな事を知ってみて、あらためて暦の上の季節感たっぷりの単語を感じてみましょう。
四季という風情のある国の良さを改めて感じられるハズです。
それと同時に、昔の人は自分たちの住む国の季節に何ら逆らうことなく、季節に、自然に合わせて、地球の動き・空気の流れに身をあずけて生きてきた事がわかります。
そして、現代人がいかに自分勝手にまわりを変えてきたのか・・・。
どんどん、自分たちで、自分たちの住む世界を住みづらくしてしまっているような気がします・・・。
でも、いいじゃないですか。
また、勉強し直せば良いのですから・・・。
本当のことを思い出せば良いのですから・・・。
学校では教えてくれませんでしたが、知りたいと感じた時に、知れば良いのですから。
本当のこと・・・、
見えてきそうじゃありませんか・・・?
気学って・・・、
知っているのとそうでない事の大きな違いなんですね。
知っていれば遠回りをせずに済みます。
知っていれば辛い思いも、もうすぐ終りだってわかります。
知っていればこんな自分が好きになれます。
知っていればあんなあの人が好きになれます。
知っていれば
季節がまわりにあることがわかります。
幸せになるって、本当はとても簡単なことなんですね?
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